暑さに負けない!熱中症対策と登録販売者が伝えたいポイント
- アプエンテ事務局
- 6月10日
- 読了時間: 3分
更新日:6月12日

夏の強い日差し☀️
外に出るだけで「ふぅ…」とバテてしまう季節ですね。そんなとき、怖いのが「熱中症」。暑さによる体調不良は、命にかかわることもあります。でも、きちんと対策を知っていれば、熱中症はしっかり防げます!
このコラムでは、熱中症のしくみから、登録販売者試験にも役立つ水分補給や対策のポイントまで、わかりやすくまとめていきます。
🆕【制度情報】
令和7年6月1日施行の改正労働安全衛生規則では、職場における熱中症対策が義務化されます。違反した場合は罰則もあるため、企業でも対策が求められます!
熱中症ってどんな状態?
医薬品は、正しく使えば治療に大きく貢献しますが、“期待される効果”以外の反応=副作用(有害事象)が起こることがあります。
💊 軽度な副作用(よくある例)
熱中症は、暑さや脱水により体温調節がうまくできなくなる状態です。体内に熱がこもり、水分・塩分のバランスが崩れることで、次のような症状が現れます。
・めまい、立ちくらみ
・倦怠感、頭痛
・吐き気、筋肉のけいれん
・重症時:意識障害やけいれん、体温上昇(40℃以上)
💡 湿度が高い日・風通しの悪い場所・屋内でも起こるので注意が必要です。
子ども・高齢者は特に注意!
👶 子どもの場合
体温調節機能が未発達
遊びに夢中になって水分補給を忘れがち
「のどが渇いた」と言う前に、こまめに水分を摂らせるのがポイント!
👴 高齢者の場合
暑さを感じにくくなる
体内の水分が減りやすい
トイレを気にして水分を控えてしまうことも
「自分は大丈夫」と過信せず、周囲が声をかけてサポートを。
予防の基本は「水分+塩分補給」
✅ 効果的な補給のポイント
・のどが渇く前に、少しずつこまめに飲む
・経口補水液(ORS)やスポーツドリンクは、汗で失われたナトリウムやカリウムの補給に役立ちます
💡 注意!
カフェインやアルコールは利尿作用があるため、脱水を進める恐れがあります⚠️
暑さ対策も忘れずに!
帽子や日傘で直射日光を防ぐ
吸汗速乾性のある涼しい服装を選ぶ
日中の無理な運動は避け、こまめな休憩を取る
「ちょっとした工夫」の積み重ねが、熱中症を防ぐ最大のカギです!
🎓 登録販売者ミニクイズ!
Q1. 熱中症の初期症状として適切でないものはどれか? A. めまいや立ちくらみ B. 大量の発汗 C. 筋肉のけいれん D. 血圧の急上昇
Q2. 熱中症が疑われる人への対応として不適切なのはどれか? A. 涼しい場所に移動させる B. 服をゆるめて体を冷やす C. 意識がなくても水分補給させる D. 水や電解質を補給する
Q3. 市販されている経口補水液(OS-1など)についての説明として正しいのは?
A. 風邪予防に常用するもの
B. ナトリウムやブドウ糖をバランスよく含む
C. カフェインを含むため、利尿作用がある
D. スポーツドリンクと同じ組成である
(答えは記事の最後に!)
おわりに
熱中症は、知識と予防行動で防げる身近なリスクです。 特に子どもや高齢者は周囲の配慮が欠かせません。登録販売者として、お客様に的確なアドバイスができるよう、試験対策もかねてこの機会にしっかり学んでおきましょう!
登録販売者ミニクイズ 答え Q1:D 熱中症では脱水により血圧が低下傾向になります。
Q2:C 意識がない場合は誤嚥のリスクが高く危険です。救急搬送が最優先。
Q3:B 経口補水液は水分・電解質・糖の吸収を効率化するよう設計されています。